令和6年度 研修会「高野山の年中行事 ~御影供について~」執り行いました。

高野山真言宗愛知青年教師会 研修会・愛知県真言宗三派青年会親睦事業「高野山の年中行事 ~御影供について~」

令和6年9月27日(金) 八事山 興正寺(名古屋市昭和区)にて

講師:高野山 青巖寺 住職 髙井知弘 上綱様

講義内容

弘法大師信仰の源泉である祖廟を中心とする高野山では、1年を通じて様々な法要が営まれ、日々祈りが捧げられています。高野山にて厳修される年中行事(恒例法会)の変遷や、弘法大師の根本御影をお祀りしている御影堂で日々欠かす事なく執り行われいる長日行法について解説頂きました。

その中でも今回は、弘法大師の御影の御前にて、報恩謝徳のため厳修する法会「御影供」について講義頂きました。真言宗に於ける御影供の歴史だけでなく、他宗派に於けるの祖師の御影へ祈りを捧げる御影供についてもお話し頂きました。

弘法大師の御影に込められた尊形の意味と共に、高野山にて厳修される法会3月21日「正御影供」、旧暦3月21日前夜「旧正御影供御逮夜」旧暦3月21日「旧正御影供」弘法大師の名代として法会に出仕される法印御房が着られる「御衣」や「御衣加持」の変遷について、スライド写真を基に解説頂きました。

今回の研修会を通じて、令和16年「宗祖弘法大師御入定1200年記念御遠忌法会」に向けて入定留身、大師信仰からなる高野山で護り継がれてきた法会の諸相、祈りの目的について研鑽を積むことが出来ました。

愛知県豊橋市 普門寺が所蔵する江戸時代の「弘法大師御衣」「御衣寄附之支証」

真言宗智山派東海智山青年会員、真言宗豊山派愛知県仏教青年会員、東海天台仏教青年会員、高野山真言宗愛知青年教師会OB、三重青年教師会員、岐阜青年教師会員の皆様にも参加頂きました。

▷高野山真言宗愛知青年教師会 参加者:近藤堯潤、鈴村裕正、小松永明、西山海良、後藤泰真、豊田正純、中道圭照、西本行範、松山栄生、林義将

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